こんばんは。おいかわ歯科クリニック~横浜インプラントセンター上大岡~老川です
今日は午前は静脈内鎮静法と共に上顎左右奥歯に4本のインプラントオペでした。いつも通り麻酔担当は歯科麻酔学会認定医の妻です。
歯周病の進行がありやむなく抜歯した場所です。術前CTを撮影しておりましたが、抜歯後の治癒の状況がいまいち把握しきれないため、今日は多少の切開をさせて頂き、骨の欠損の状況を確認しながら慎重にインプラントを植え縫合いたしました。
リッジスプリッティングとCGFを用いたソケットリフトとGBRを左右同時に行っています。オペ自体は1時間半近くかかってしまいました。
明日は抜歯即時インプラント埋入がありますが、おそらく抜歯からGBR、インプラント埋入終了まで30分もかからないで終了予定です。
CTは多くの情報を的確に映し出してくれますが、それが全てかというとやはり見えないものはあります。
最後は自分の目を信じるしかありません。
CTで明らかに骨だというところは間違いなく骨です。しかし、数を見ているうちに??と感じるものが出てくる画像があります。
そこは触診をしながら、必要に応じて最小限の切開を加える必要が出てきます。
臨機応変に対応できることがとても大切だと思いますし、その為には勉強と修練を積まねばなりません。
やはり月並みですが、勉強が大切です。あえて努力とは申しません。
私の場合、好きでやっている仕事ですし、患者様にやらせて頂いている仕事でもあります。向上心を持って学ぶことはごく当たり前のことだと考えて今まで歯科医療を続けてきました。
当院の勤務医の先生も休みの日でしたがオペを見に来ていました。
よそでは中々見られないことやちょっとしたポイントが見られるオペだったのではないかと思います。
スタッフも久しぶりに私が連続縫合をしている姿を見たようですぐに糸を切りたがっていました。笑
何よりも患者様が苦痛が少なく経過して頂き、数ヶ月後しっかりとした上物を入れさせて頂ける時を楽しみにしていきたいと思います。
では、明日も笑顔と感謝の気持ちを忘れずに前向きに過ごしたいと思います。
歯科医師 ICOI Fellow (国際インプラント学会認定医) 老川秀紀
2010年09月18日 更新