歯周病の長期症例に感嘆 横浜市港南区上大岡のおいかわ歯科クリニック~横浜インプラントセンター上大岡~

おはようございます。
私は今ボストンのハーバード大学に来ております。
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だいぶ時差があるのでバイオリズムと戦いながらレクチャーを聴いております。
初日は世界的な歯周病医、Myron Nevinsの興味深い講義から始まっています。
長期症例の多さに感嘆しております。
自分も少しずつ歳をとってきましたが、自分の症例は自分が歯科医師になってから経た年数以上の経過は追えません。
彼のように1968年から今までの約50年の経過を圧倒的な資料と共に見させてもらえると疑似体験をすることが出来ます。
自分だったらどのようにアプローチするのか、その結果が時を経てどのような形になるのか。
学ぶことの重要さを感じます。
そしてもう一つ感じていること。
日本の歯科治療がどれだけ後手に回ってきたのかということ。
彼は1970年代から再生療法を行っています。再生療法の50年経過。圧倒されます。
日本でGore膜を使ったGTR法が行われるまでのアメリカとのタイムラグ・・・
もはやGoreは過去の遺産となりましたが、僕より若い先生達はその歴史も知らないのかもしれません。
今日のレクチャーでは1950年代からの経過がレントゲンでありました。
1950年にあれだけ鮮明な写真をとりそれがドキュメンテーションされていること。感動しました。
インプラントも良いですが、あらゆる歯科治療において歯周環境を整えることが基本です。
歯周病に対する観点を日本の歯科界全体で改めて見直さねばならないようにも感じます。
今の保険制度内では歯周病治療に限界があるのは否めないです。
口腔内環境を整えることが人を健康にすることを国が改めて見直してもらえればな、と思います。
では、日本は深夜かと思いますが、今日も笑顔と感謝の気持ちを忘れずに前向きに過ごしたいと思います。
日本口腔インプラント学会専門医
ICOI Diplomate(国際インプラント学会指導医)
歯科医師 老川秀紀


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