こんばんは。横浜市港南区上大岡のおいかわ歯科クリニック~横浜インプラントセンター上大岡~老川です。
毎日じめじめしますね。ぱっとお日様が出ているところに洗濯物や布団を干したいものです。とはいえ、ほとんど家にいない私ですが・・・妻任せですね。笑
既にエアコンを使用しないと院内の温度管理が難しくなり始めました。夏はどうなるのか・・・
さて、少しインプラント手術が立て込んでいる今月・来月ですが、今日は下顎奥歯(第一大臼歯)の歯根破折の歯を抜歯し同時にインプラントを植える手術がありました。
以前は色々な理由があり、大臼歯の抜歯即時インプラントだけはあまり行っていなかったのですが、昨年私も所属しているICOIの学会誌で面白い論文があり、非常に理にかなっているものでした。
それ以来、少しずつ同法を用い行っておりますが、経過は良好です。
また、CGF(自己血由来の成長促進因子)を院内で作製できることもこの方法には非常に有効です。
奥歯の場合、抜歯後の治癒を待っていると傷が大きいだけに期間が長くなってきます。
抜歯と同時にインプラントを植立することができれば当然治療期間がグッと短くなります。
ただし、ややテクニックセンシティブになるかもしれませんが。
先週・今週と行った下顎大臼歯部抜歯即時インプラントは理想的なポジションにしっかりと50Nのトルクで植立を行えました。
患者様の痛み・腫れはほとんどありませんでした。
ここには、繊細に抜歯をすることと、抜歯部をいかに綺麗にするか、そして適切に植えるかということが大切なわけですが、当院では殺菌水(次亜塩素酸水)が大きな役割を担っています。
ハードとソフトをいかにバランス良く臨床に組み込むか、それを患者様に還元できるかが大切だと考えています。
ルーティンに行うインプラント治療ではありますが、必要なところに最小の治療で最大の効果を出すよう努力していきたいと思います。
では、明日も笑顔と感謝の気持ちを忘れずに前向きに過ごしたいと思います
歯科医師 ICOI Fellow (国際インプラント学会認定医) 日本口腔インプラント学会認証医 老川秀紀
2011年06月15日 更新