上顎へのインプラント単独埋入 おいかわ歯科クリニック~横浜インプラントセンター上大岡~

こんばんは。横浜市港南区上大岡のおいかわ歯科クリニック~横浜インプラントセンター上大岡~老川です。
今日は休診日で、妻が出かけていたので、夕飯までは一日娘と過ごしておりました。
来週以降はしばらく日曜日が研修で埋まってしまっているので、ゆっくり娘と過ごしました。
さて、昨日もインプラントオペがありましたが、上顎への1本植立でしたのでオペが始まってから10分程度で埋入は終了いたしました。
上顎で抜歯後の経過時間から考えてまだ骨が柔らかい部位もあるので、アダプテーションテクニックを用いてしっかりと初期固定を50N 以上かけることができました。2か月ほど待てば補綴に移行できると思います。
CTを色々な角度から見ながら、対合歯との位置も考慮しベストと思われる場所を検討したうえで始めるのですが、人の体は予想通りとはいかないこともあります。
いかにエラーを減らすかということは診査・診断につきます。
だいぶ普及してきた歯科用CTですが、インプラント治療を行う上では欠かせません。
私が患者でしたら、CTのない医院での治療は選択しません。
私がいつも海外の研修でご一緒させていただく先生方はほぼすべての医院にCTがあります。
CTは間違いなく高額医療機器です。
でも、インプラントという治療を患者様に行うのであれば、CTは所有するべきでしょう。依頼をすれば良いという話ではありません。術中に何か気になったら依頼なんかしてられません。すぐ撮影しないといけないわけです。
安全な治療を行う上でCTでの診査診断を必ずお受けになってからインプラント治療を受けられてください。
さて、今週もインプラント手術が続きます。
今日新聞を読んでおりまして、気になる文章があったので、一部抜粋してみたいと思います。
平均寿命からマイナス6年程度が健康寿命と言われています。そして、そこからマイナス6年程度が歯の寿命だとされています。つまり歯の寿命が健康寿命を支え切れていないのが現実なのです。
という文が北海道歯科医師会会長の方の発言としてあります。
これは我々歯科医師は元より、皆様お一人お一人がしっかりと噛みしめる必要があることだと思います。
普通に考えてみて、我々の健康は食ありきです。歯がなければしっかりと噛んで食べられないわけですから、健康の質、生活の質の低下は言わずもがなです。それが健康寿命を早め、結果的な寿命を縮めているのかもしれません。
歯を失わないようにするために、痛んだりする前に検診で歯科へ通うという文化を日本にいかに根付かせていけるかが大きな課題だと思います。
逆に失ってしまった部分をしっかりと回復させることも大切だということです。
良く患者さんがおっしゃることなのですが、
「もう歳だから…」
なんて60歳前後の方から聞くと切なくなってしまいます。私の父はもう74歳ですし、母も71歳です。もっともっと元気に長生きしてほしいですし、患者様方にもここからの人生を有意義に過ごしていただきたいと切に思います。
先の文章から考えると、歯を早くに失いそのままにしておけば健康寿命を縮めることにつながる可能性があるわけです。入れ歯やブリッジは残っている歯をダメにしてしまうこともあります。
なんでもインプラントのわけではないですが、ご自身の健康のため、検診を癖付け、治療一つに対してもしっかりとしたものを選んでいただきたいと思います。
では、明日も笑顔と感謝の気持ちを忘れずに前向きに過ごしたいと思います。
ICOI Fellow (国際インプラント学会認定医) 日本口腔インプラント学会認証医
歯科医師 老川秀紀


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