こんばんは。おいかわ歯科クリニック~横浜インプラントセンター上大岡~老川です
今日は朝から一日予約状況がかなりタイトでした。朝は前歯のインプラントの上部構造としてジルコニアの型どりでした。技工士さんにもいつも通り立ち会って頂き無事に終了。少し色を見て頂いている間に先日インプラント上部を装着した患者様のチェックとメインテナンスのポイントを衛生士小林よりお話させて頂き、次回はインプラントの向かいにジルコニアクラウンを装着するための印象です。
そこに急患もお越しになり、根が割れていたため相談の上抜歯。その後も水平埋伏知歯(横を向いて埋まった親知らず)の抜歯がありました。本当に毎日のように親知らずの抜歯がある状況です。他院では無理と言われた方がお越しになっていらっしゃるのでやれる限りやらせて頂いております。
午前の出足だけでもそんな形でしたので、午後も同じ流れでした。最近数も増えてきたe-maxプレスのクラウンの形成・印象もあり良い感じで仕上がりそうです。
抜歯後歯のない場所に対しての処置は通常3通りです。
1・ブリッジ(銀歯ならば保険適応有り)
2・入れ歯
3・インプラント
です。
ブリッジという治療法になると歯を抜いた場所の前後の歯を大きく削ることとなり、削られる歯にとってはたまったものではありません。しかも清掃性も落ち、2次的な虫歯にもなりやすいです。私自身出来るだけブリッジを避けたいと思っているのですが、保険で…となると他の選択肢が無くなってきてしまう現実もあります。歯医者として、削らないで済む歯を削ることはとても虚しさを感じます。仕事だからやる訳なのですが。
入れ歯はここでは割愛します。保険診療では、ブリッジで対応できる場合、ほとんどの方がブリッジを選ばれます。
インプラントは前者と比較して、前後の歯に迷惑をかけない、それどころか前後の歯を守る形に作用することも出来る方法となります。ただし保険適応は一切ございません。
現実として当院では多くの患者様がインプラントを選択されます。賢い選択だと思います。
私が同じ状況でしたら間違いなくインプラント治療を受けます。
削った歯は帰ってこない
ということを皆様胸に刻んで頂きたいと思います。
さぁ、明日も忙しくなりそうです。
では明日も笑顔と感謝の気持ちを忘れずに前向きに過ごしたいと思います。
歯科医師 ICOI Fellow (国際インプラント学会認定医) 老川秀紀
2010年08月30日 更新